部屋データ・ステータス
dRofusでは、部屋データは4つの異なるステータスを持つことができます:
未作成
部屋テンプレートから
テンプレートから派生
一意
一意の部屋データ
部屋データステータスが “一意” に設定されている場合、その部屋はどの部屋テンプレートや、
部屋データテンプレートにもリンクされません。その代わり、全ての詳細は部屋フィールドに
直接入力されます。10室の一意の部屋を変更する必要がある場合、10室の一意の部屋を個々に更新する
必要があります。一意な部屋データの割り当ては、通常、他の類似した部屋と情報を共有することが
現実的または効果的でなく、特定の機能的、建設的、または技術的なニーズを持つ部屋に使用されます。
部屋の一意データを作成する
部屋データのステータスは、部屋のステータスがどのように設定されているかに関係なく、
部屋に割り当てることができます。これは、ステータスが “未作成”、”部屋テンプレートから”、
”派生元” から “一意” のいずれかになることを意味します。
さらに読む:部屋データステータスの選択と変更
“一意” から “派生”へ
一意の部屋データを持つ部屋は派生した部屋に変更することができます。一意の部屋を派生させるには、部屋→部屋データ→派生を作成 を選択します。接続する部屋テンプレートを選択するウィンドウが、
表示されます。この演習の結果は次のようになります;
部屋は、選択された部屋テンプレートに接続されます。
部屋テンプレートの値から派生する全てのフィールドの値は、部屋の派生値となります。
部屋は xx.xxx (選択したテンプレートコードによって異なります) から派生したステータスを受けます。
部屋のテンプレートから部屋のデータ
部屋データ情報は、特定の部屋タイプに関連する部屋データ情報を含む事前に定義された、
部屋テンプレートを使用して、任意の部屋に適用することができます。
通常、複数の部屋テンプレートがプロジェクトごとに作成されます。
部屋データ情報が直接部屋に割り当てられている場合 (例:"[テンプレートコード]から") それらの
部屋のプロパティは、参照されている部屋テンプレート自体を編集する事によってのみ変更可能です。
部屋プロパティの入力に部屋テンプレートを使用する主な利点の 1 つは、各部屋テンプレートを
プロジェクト全体で複数回使用できることです。もし変更が必要であれば、部屋テンプレートに変更を
加えるだけで、その特定の部屋テンプレートに関連する全ての部屋が自動的に更新されます。
下図は、部屋テンプレートがどのように部屋 (この場合はオフィス) に使用されるかを示しています。
さらに読む:部屋データステータスの選択と変更
派生部屋データ
部屋が部屋テンプレートにリンクされている場合、部屋データの初期の値は全てテンプレートから取得されます。仮に、1つのテンプレートに50のオフィスが接続されており、そのうちの1つのオフィスが、
部屋テンプレートからわずかに逸脱していると仮定します。
このような場合、部屋を部屋テンプレートから切り離すことは、部屋がまだテンプレートに、
ほぼ類似しているため (例えば97%)、望ましくありません。その代わりに、派生した部屋データステータスを作成することで、部屋テンプレートから部屋データを、取得しながら、特定の部屋の部屋データに
一意の変更を加えることができます。このように、部屋は、部屋テンプレートに基づく部屋データと、
部屋独自に追加/編集された部屋データの組み合わせを保持します。
もし部屋テンプレートに変更が加えられた場合、上書きされた値を除き、部屋テンプレートも
更新されます。下図はこのシナリオを表しています。
部屋は部屋テンプレートの要件にほぼ従っていますが(紫色)、特定の一意の値が変更されています(白色)。
派生した部屋データの作成
部屋がテンプレートに接続された後、ステータスを "派生" に変更することができます。
さらに読む:部屋データステータスの選択と変更
上書きされた値
派生部屋の場合、テンプレートから逸脱したフィールドには赤い線が表示されます。
フィールドの上にマウスを置くと、元の値が表示されます。
派生部屋データのステータスを使用している部屋は、すべての派生値の概要を表示しています。
この概要は、リボンメニューの “上書きされた値 (Overwritten values)”を選択するか、
部屋を開いているときに部屋データのトップメニューからアクセスすることができます。
"上書きされた値"をクリックすると、すべての派生値が表示されたウィンドウが開き、
元のテンプレート値に戻すオプションも表示されます。
値をテンプレート値にリセットするには、左側のチェックボックスを使用してフィールドを選択し、
"削除"を選択します。また、下部メニューの "すべてをチェック(Check all)"をクリックすれば、
すべての派生値を一度に選択することもできます。